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アミノ酸とは?知っておきたいアミノ酸の効果的な摂取方法

◆アミノ酸の効果・効能【目次】

◆アミノ酸とは?

 アミノ酸とはタンパク質の最小単位となる成分のことである。

 単位と言えば聞きなれない方も多いかもしれないが、タンパク質は複数のアミノ酸が合わさって構成されている。

 この最小単位となるアミノ酸は単体の場合にアミノ酸と呼ばれる。

 アミノ酸と記載される製品はあまりにも膨大な数。製品もサプリメントのみならずドリンク系からパウダー系まで多種多様。一度は目にしたことがあるものも多くあるはずである。

 このことからも、アミノ酸は実に広い範囲で使用されている最小単位の成分であることが容易にわかるだろう。

 また同様にアミノ酸の効能はどのような効能があるのか?

 という考え方も基本的には的を射た質問ともならない。

 これは、アミノ酸と呼ばれる単体分子が500種類を超え、それぞれが各々の効能を発揮するためである。

◆ペプチドの構造を把握しよう

 例えばアミノ酸の代表であるバリン。

 バリンは単体であればアミノ酸であるが、例えば他のアミノ酸とつながるとペプチドへと変化する。

 アミノペプチドという言葉を聞いたことがある方もいるだろうが、ペプチドはアミノ酸の複合体。

 尚、分子が2つ以上10個未満でペプチドとなるのもあまり知られていない。

 バリン特有のアミノ酸分子の効能は?と考えると答えは見いだせるが広い範囲でのアミノ酸の効果に関しては導き出すことができないのである。

 プロテインなどの製品では、ホエイペプチド、大豆ペプチドなどと表記されているがこれらは分子構造による分類である。

 サプリメントなどはこれらのアミノ酸成分に加えてビタミンなどが含有されているものが多い。

 ではアミノ酸はこれらの健康食品に頼らなくては必要量が本当に摂取できないのだろうか?

 という問いも出てくるが、実はそうとも限らない。

 サプリメントを最も摂取すると言われるボディービルダー。

 ボディービルダーの中でサプリメントを摂取していないアスリートを探すことは実際難しい。

 と言うよりもお目にかかった事がない。

 しかし彼らは、必要な成分を、より良いタイミングで必要な量だけサプリメントから摂取しているのである。

 これは肉体を形成する上で「不足」を起こす成分を把握しているからであり、またトレーニングによって消費する成分も認識している。

 一般的な日常生活の範囲では、食生活のコントロールで満たすことが可能となるかもしれない。

 ここでのポイントは、栄養補助食品という名目通り補助という役割について、まずは知ることにある。

◆タンパク質を構成する20種類のアミノ酸

 タンパク質を構成しているアミノ酸は20種類。

 アミノ酸単体はあげるときりがないが(500種類以上とも言われる)、こと我々がよく見るプロテインなどを構成しているアミノ酸は最大で20種類である。

 この20種類のアミノ酸のうち11種類のアミノ酸は日々体内で生成されている。

 この11種類のアミノ酸が非必須アミノ酸と呼ばれるものだ。

 あなたも一度は耳にしたことがある言葉だろう。

 では残りの9種類のアミノ酸はどのように作っているのか気になるところだ。

 残り9種類のアミノ酸は、体内では生成できないため食品やサプリメントなどで摂取することになる。

 この点に注目して栄養補助食品が多く販売されているのである。

◆サプリメントは本当に必要?

 体内で合成されない残りの9種類のアミノ酸を必須アミノ酸と呼ぶ。

 必須という以上、欠かせないたんぱく質であるのは間違いない。

 しかしここにひとつ、面白い仮説がある。

 この仮説とは、必須アミノ酸はタンパク質を構成する上で欠けていても問題ない成分であるという説である。

 必須アミノ酸は様々な食品に含まれており完全に食事からカットすることはまず無理である。

 しかし、人間が生きていく上で本当に必要なアミノ酸であれば、やはり体内で残りの11種類同様精製されていてもおかしくない。

 要は、不要、もしくは食事で十分足りることから合成されないようにヒトが進化したという説である。

 完全にカットができない以上、実証することは困難であるが、現在のヒトは必須アミノ酸は食品などから摂取しなくてはいけないことになる。

◆サプリメントは基本的に必要なし!

 ここまでの見解をまとめると、必須アミノ酸は体外からの摂取が必要であることは言える。

 しかし、普通に食事をしている限り必須アミノ酸はしっかり満たされるので栄養補助食品は基本的に必要がないということになる。

 サプリメントやプロテインパウダーなどで食事以外にプラスアルファとして摂取する必要があるのは、どうしても栄養分が不足してしまうケース。

 一般的にはスポーツを実践しているアスリートがこの不足してしまうケースに値する。

 タンパク質は筋肉を構成するもとともなる為、激しいトレーニングや練習の後で傷ついている筋肉を修復する際には相当量のタンパク質が消費されてしまう。

 この際、体内で合成できない必須アミノ酸が不足すると、筋肉は十分な修復が完了できず、せっかくのトレーニングも水の泡となってしまう可能性もあるのだ。

 アミノ酸の効能としてかかげられている疲労回復や体調のコントロール、更にはダイエットに関与する脂肪燃焼効果はあくまで単体の効果が重なりあったもの。

 適切な効能を得たいのであれば、ここで初めて成分表の分析を必要とするのである。

 尚、人間が最も必要とするアミノ酸である必須アミノ酸9種類に関しては、効果・効能の発揮に関してある法則が成り立っている。

 これは9種全てが重なり合ってはじめて効果を発揮するというもの。

 次項で解説するが、不足するであろうアミノ酸の効能を確認し、単体のみに特化したサプリメントを摂取する方法と、バランスよく配合された総合タイプを摂取し効果を期待する方法がある。

 スポーツアスリートは肉体づくりにおいてタンパク質の摂取は不可欠な使命であることから、成分を意識した食事を行うことが重要となってくる。

◆必須アミノ酸はバランスが命!

 必須アミノ酸を摂取する際の注意点について確認しておこう。

 必須アミノ酸はその名の通り、必ず必用なアミノ酸でありどれかひとつが欠けていても効果を発揮しない。

 データではたった一つ欠けるだけで効果が半減するというものもあるほどだ。

 アミノ酸単体の製品を使用する場合はこの点に十分注意が必要である。

 9種類のアミノ酸がバランスよく含まれていることが一番の理想。

 必須アミノ酸9種類全てを含んでいる製品も多く商品化されているので、プロテインなどを購入する際は全てのアミノ酸が含有されているかくらいはチェックしておきたい。

 尚、必須アミノ酸9種類は以下の通りである。

【必須アミノ酸9種類】
◆バリン
◆ロイシン
◆イソロイシン
以上3つはBCAAとも呼ばれる
◆リジン
◆フェニルアラニン
◆トレオニン(スレオニンと呼ばれることも)
◆メチオニン
◆ヒスチジン
◆トリプトファン

◆ノーベル化学賞の田中耕一さんが開発した技術とは?

 ノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんのことはおそらくご存知かと思う。

 田中さんはいったいどのような功績によってノーベル化学賞を受賞することになったのだろうか?

 実はこの名誉な受賞にもアミノ酸がひとつ関与している。

 アミノ酸はたんぱく質の複合体。このたんぱく質は多くのアミノ酸が繋がる形で構成されている。

 しかしアミノ酸の種類は実に500種類以上もありひとつのたんぱく質にどのようなアミノ酸が含まれているのかを調べるのはとても大変なこと。

 しかし、この難しいとされていたたんぱく質の構成の分析を簡単に解析できる技術を田中耕一さんは開発し学会で発表した。

 この田中耕一さんが開発した技術は主に薬の開発において数多くの化合物を分析できるようになったためゲノム創薬の開発に大きく貢献することになったのである。