sportsnabi-前十字靭帯のテーピング・巻き方

前十字靭帯のテーピング講座。テーピング方法・巻き方の手順のまとめ。

◆前十字靭帯のテーピング・巻き方【目次】

◆テーピングの手順表

★1.前十字靭帯は膝の強靭な靱帯組織
★2.膝関節のぐらつきをしっかりと固定
★3.前十字靭帯のテーピングの巻き方・手順一覧表

◆前十字靭帯は膝の強靭な靱帯組織

 スポーツアスリートであれば前十字靭帯という言葉を耳にしたことがある方は多いだろう。

 しかし前十字靭帯が具体的にどこにある靭帯組織であるのか?

 この点について把握している方は少ないかもしれない。

 この前十字靭帯とは、ふとももの大腿部にある大腿骨と脛にある脛骨と呼ばれる骨を結んでいる非常に強靭な靱帯組織である。

 前十字との記載からも解る通り、この靭帯は膝の前面に位置し、膝の裏側には後十字靭帯と呼ばれる靭帯組織がある。

 靱帯は骨と骨をつなぐ関節の安定性を保つ上で非常に重要な役割をもつ組織。

 特に膝関節を構成する靱帯の中で最も負担がかかる靭帯がこの前十字靭帯なのである。

◆膝関節のぐらつきをしっかりと固定

 前十字靭帯のテーピングの巻き型の手順を以下にまとめておく。

 前十字靭帯に施術されるテーピングは、一般的なホワイトテープによるテーピングが主流である。

 テーピング施術では膝関節のぐらつきを抑えるためにも、密着性を意識したテーピング施術が重要となる。

 何回か実践していく内にポイントが掴めてくるが慣れるまでは多少の時間がかかるかもしれない。

 尚、テーピング開始前に下腿のふくらはぎ下部から太もも中央部にかけてアンダーラップを巻いておくと毛によるずれや浮きがなく固定が安定する。

前十字靭帯のテーピングの巻き方・手順
@アンカー
大腿部(太もも)中央部分。下腿中央部分にエラスティックテープを使用してアンカーを貼る。
Aサポートテープ
右側面の下腿アンカー中部から左側面の太ももアンカーに向けてサポートテープをクロスに貼る。逆も同様。膝やや下中央部でテープをクロスさせる。
Bクロステープ
クロスしたテープから2.5mm上に同様のサポートテープを繰り返し重ねて貼っていく。膝の骨(膝蓋骨)の下部に達するまで継続。
Cアンカー
再度アンカーテープを貼りサポートテープの両端のばらつきを止める。

 以上が前十字靭帯のテーピング手順の流れである。

 テーピングを終えたら弾性包帯、もしくはサポーターを膝にかぶせ処置は終了である。

◆膝関節を構成する靱帯組織の種類

★1.膝関節の靭帯は複雑な連動性とメカニズムで構成
★2.複数の靭帯損傷を伴う理由
★3.膝関節を構成する主な靭帯

◆膝関節の靭帯は複雑な連動性とメカニズムで構成

 膝関節は、複雑な動きに対しても関節の安定性を保持できるように様々な靱帯組織によって構成されている。

 複数の靭帯組織が相互に働くことにより膝関節の複雑な動きを可能とし、更に仮に体制を崩した状態などでも関節の可動が可能な状態を作り出しているのである。

 このような複雑な連動性とメカニズムで構成される組織はさすがに人工的に作ることはできない。

 関節を保持する靭帯組織は、このように幾つ者靭帯対が連動することで複雑な関節構造を支えているのである。

◆複数の靭帯損傷を伴う理由

 膝関節を構成する靱帯組織の代表的な靭帯には以下のような靭帯があるので覚えておこう。

【膝関節を構成する主な靭帯】
◆前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)
◆後十字靭帯(こうじゅうじじんたい)
◆内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)
◆外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい)

 膝関節の靱帯組織を怪我によって損傷してしまうケースでは、単独で損傷を受けることは少なく、大抵のケースでは複数の靭帯が同時に損傷を受けている。

 これは、先ほどご説明した、ひとつの関節を複数の靭帯組織が関連して支え合っているためである。

 仮に一つの靭帯だけが切れてしまっているケースであっても他の靭帯が同様に損傷している事も多いため、膝の捻るなどの捻挫を発症してしまった場合は念の為、医師の診断を受けることが重要である。