sportsnabi-バスケのテーピング・巻き方

バスケのテーピング講座。テーピング方法・巻き方の手順のまとめ。

◆バスケのテーピング・巻き方【目次】

◆バスケットボールでテーピングをするケース

【突き指と足関節の捻挫】

 バスケットボール競技において発症率が高い障害は何だろうか?

 答えは「突き指」と「足関節の捻挫」である。

 次いで打撲症が続くが、中学生以上のバスケットボール競技アスリートの場合、捻挫の発症率がミニと比較すると格段に高くなる傾向にある。

 現在日本ではバスケットボールのプロリーグが2つ存在することもあり人気は少しずつ高まってきている。

 この徐々に人気が高まりつつあるバスケに関わる障害に関しても少しずつ情報が広まってきている。

 こと応急処置法に関しては更に適切な処置を行うことができる「指導者」も多く出てくることだろう。

◆足関節のテーピング手順一覧表

 足関節の捻挫の際のテーピングの巻き型の手順を以下にまとめておく。

 足関節で最も多く発症する捻挫は内側にひねる捻挫である内反捻挫。

 ここでは主流となるホワイトテープを使用した足関節の内反捻挫のテーピングの手順について以下にまとめる。

足関節捻挫のテーピングの巻き方・手順
@アンカー
足首やや上部にアンカーを巻く。この際ふくらはぎの筋肉にかからないこと。
AアンカーA
足の甲に@同様アンカーを巻きつける。
Bスターアップ
@のアンカーの内側から外側に向けて足の土ふまずとかかとの中央部分をまたぐようにテープを引っ張りながら貼る。
CスターアップA
Bのスターアップから2.5mm横に同様のスターアップテープを繰り返し重ねて貼っていく。3本から4本が目安。
Dホースシュー
外くるぶしから内くるぶしに向けて足の後ろ面アキレス腱近辺をまたいでテープを貼る。
Eヒールロック
足首上部のアンカー外側から斜めにアンカーテープを貼り足裏を通って足の甲までらせん状に巻く。
Fフィギュアエイト
足首上部のアンカー外側から8の字に巻いてスタート地点でとめる。
Gアンカー
再度アンカーテープを貼りサポートテープのばらつきを止める。

 以上が足関節の内反捻挫のテーピング手順の流れである。

 テーピングを終えたら弾性包帯、もしくはサポーターを巻きつけ処置は終了である。

◆緩んでしまったテーピングは選手のパフォーマンス低下を招く

 テーピングを行う際に最も注意したいポイントは、テーピングが運動によってずれないという点。

 特に捻挫の場合は可動範囲に制限を加えるテーピング施術を行うため、このテーピングのズレに関する問題は重要。

 競技中にずれてしまうテーピングでは、サポート力も低下しテーピングの能力も低下する。

 むしろ、関節にある程度制限を加えるようなジャンパー膝の場合は、緩んでしまったテーピングは選手のパフォーマンスを低下しかねない問題ともなる。

 ではテーピングがずれてしまう、もしくは緩んでしまうようなケースにはどのようなケースが考えられるだろうか?

 まず第一は、施術者の巻き方がしっかりできておらず、技術不足によってテーピングにズレが生じるケース。

 そして第二は特に男性に多い体毛によってテープが皮膚に密着せず、いわゆるテーピングが浮いた状態になるケース。

 第2のケースの対策として、一番良いのは体毛を剃ってしまうこと。

 体毛を剃ってしまえば、皮膚に直接テープが貼り合わさるため密着度が高くなる。

 また、はがす際の体毛の抜けによる痛みの緩和にもつながる。

 足関節捻挫ではアンカーからスターアップまで全て脛(すね)にテープを密着させることになる。

 脛は比較的体毛の多い部分でもあることから対策が必要となる。

 そしてもう一つの対策方法は、アンダーラップを巻くこと。

 おそらく一般的に行われている措置は、このアンダーラップの使用での対策であるはず。

 アンダーラップは皮膚の代わりとなるものである為、必ず皮膚に密着させた状態で巻きつけていかなくてはいけない。

◆バスケットボールで使用するテーピング

【テーピングの種類】

 テーピング施術に使用するテーピングには大きく分類すると2種類のテーピングが存在する。

 1つはしっかりとした固定を行うことを目的に使用されるホワイトテープ。

 足関節の捻挫のテーピングや突き指のテーピングに関しては、この固定力の高いテープを基本的に使用する。

 ホワイトテープは非伸縮性のテープで、関節の補強や固定を行う際に主力として使用されるテーピングである。

 一般的にスポーツショップや、薬局、ドラッグストアなどで多くで見かけるテープはこのホワイトテープ。

 もうひとつは、ある程度運動が可能となる伸縮性を保持しているエラスティックテープ。

 エラスティックテープは、関節の可動範囲に一定の制限を加えるが、完全に可動域を制限しないよな場合に使用されるテープ。

 伸縮性を保持しているので運動が可能となり、パフォーマンスも発揮しやすいという特徴があるが、固定力は当然低下する。

 尚、筋肉の筋腹と呼ばれる筋繊維の中腹部分などにアンカーテープを必要とするケースでは、伸縮性のあるエラスティックテープを使用する。

 筋腹部分は筋肉の収縮に伴って縮む際は膨らみ延ばされる場合は伸びるため、この動きに伴ってテープが追従する必要がある。

 その為、ホワイトテープのような非伸縮性のテープでアンカーを行うとアンカーの「ずれ」が発生する可能性が高まるほか、十分なパフォーマンスを発揮できない要因ともなりうる。

 このように、症状や筋肉の部位などによってテープを使い分ける事がテーピング施術の基本となる。