sportsnabi-巻き爪のテーピング・巻き方

巻き爪のテーピング講座。テーピング方法・巻き方の手順のまとめ。

◆巻き爪のテーピング・巻き方【目次】

◆炎症を発症し化膿が始まるケース

 巻き爪は発症したものにしかわからないほど、激しい痛みを伴う爪の変形性疾患である。

 一般的に爪組織は指の面の形状に沿って柔らかいアーチの形状を保って成長してくるものである。

 しかし、巻き爪の場合は指の形状に関係なく、爪が極端なカープを描く形状となり、指先の肉面に食い込むような形状のまま成長してしまう。

 この状態を放っておくと、やがて爪は肉に食い込んで成長することになり、組織を突き破り激しい痛みを伴うようになるのである。

 突き破った部分では、炎症を発症し化膿が始まるケースも多く、合併症をもたらす危険性がある点も見逃せないポイントである。

 治療では基本的に、爪に矯正を施す治療を行われるが、最悪のケースでは爪を一度抜き、「再生の際に矯正」を施すことも多い。

◆巻き爪のテーピング手順一覧表

 巻き爪のテーピングの巻き型の手順を以下にまとめておく。

 巻き爪のテーピングを行う際の最大のポイントは、爪が深く食い込み化膿している部分に直接テーピングを当てずに爪から引き離すようにテンションを加えながらテーピング施術を行うことである。

 また、伸縮性の少ないホワイトテープではなく可能な限り伸縮性が高く密着性の強いエラスティック系のテーピングを使用したテーピングの手順について以下にまとめる。

巻き爪のテーピングの巻き方・手順
@アンカー
足の指第一関節と第二関節の中間にアンカーテープを巻く。
Aテンションテープ@
足の内側(親指側)爪の側面端から5mm程度の場所にテープの先端を合わせテンションを加えながら指の外側へ引きつけアンカーまでテンションを加えながら貼る。
BテンションテープA
足の外側(小指側)爪の側側面端から5mm程度からA同様のテンションテープを貼る。
Cアンカー
アンカーテープの上に集結しているテープの端の上から@のアンカーテープを覆うように再度固定用のアンカーを貼る。

 以上が巻き爪の痛みを緩和させる効果を持つテーピング手順の流れである。

 使用するテーピングは伸縮性のあるエラスティック系のテーピングを使用しテーピング後は患部が出来る限り蒸れないように通気性の高い素材の靴下やストッキングを利用し、自宅であれば裸足で過ごすことが望ましい。

 巻き爪の患部はじゅくじゅくと化膿してしまうケースが多いため、化膿した部分にテープが被さらないようにしっかりとテンションを加える点がポイントとなる。

◆巻き爪のテーピングは強い痛みを抑制する応急処置として有効

 巻き爪の治療はテーピングだけで行えるものではなく、最終的には爪本体の矯正を行うことが重要である。

 矯正装具としてはFRP系樹脂素材の矯正装具から金属ワイヤーを使用するものや、爪の湾曲面の厚みを薄くし、テンションテーピングを加えながら反りを低減していく治療法などが存在する。

 その為、巻き爪の治療では根本的な原因から治療を開始していく必要がある。

 しかし、症状の悪化に伴い歩くことが億劫になるほどの痛みを伴うようなケースでは、痛みの緩和を計る応急処置として、また化膿した炎症の拡大を防止するテーピング施術を覚えておくこともまた大切である。

◆巻き爪を予防する爪の切り方

 巻き爪を発症する原因は靴の問題や爪の切り方、そして遺伝など様々な見解がありますが多くのケースで共通している原因として考えられているのが爪の切り方に関する問題である。

 巻き爪の方の多くは、爪の両端までしっかりと爪を切り化膿が悪化しないように対応する。

 しかし、爪は両端を切り込むほど巻き爪形状へと変化し症状がより悪化、その為、更に両端を深く切るという悪循環に陥ってしまうケースが大半なのである。

 スポーツアスリートの場合は運動量も多く、実践中の競技によっては足の指への荷重も強くかかる為、この悪循環にハマり込むと最終的に痛みで歩けなくなってしまうケースも実際にある。

 初期段階では運動を始めると痛みはあるものの我慢できる程度の痛みで運動中は徐々にその痛みが軽減していく。

 しかし、運動後や入浴中には激しい痛みとなり帰宅後は歩くのも億劫に感じるほど痛みが増すという経験をお持ちの方もいるのではないだろうか?

 尚、最も基本的な巻き爪の治療は指先の肉部分先端に合わせて爪を水平に真っ直ぐ切る事である。

 両端は爪切りのヤスリで軽く角をとる程度に止め、痛みがあっても爪が伸びてくるのを待つ。

 爪の両端を深くきらずに残しておくと多くのケースで爪の形状は徐々に通常の形状へ戻ってくるので、この爪が伸びてくるまでの期間をテーピング療法を施して過ごす事で回復が見込めるようになる訳である。

 尚、爪の形状は直ぐには回復しない。

 その為、半年程度のスパンを目安に長期的な視野で巻き爪の対策を行なっていく心構えが何よりも重要であると言えるだろう。