sportsnabi-腰(腰痛)のテーピング・巻き方

腰(腰痛)のテーピング講座。テーピング方法・巻き方の手順のまとめ。

◆腰(腰痛)のテーピング・巻き方【目次】

◆腰痛はスポーツ選手に限らず誰にでも発症する可能性のある障害

 腰痛は、スポーツ選手に限らず誰にでも発症する可能性のある障害のひとつである。

 日常生活の範囲においても腰痛症の発症率は高く、腰の痛みを招く障害も数多くある。

 発症原因として考えられるのは、まずは継続的な負荷が加わることによって発症する「使いすぎ」による症状の発症である。

 属に言われる「オーバーユース症候群」などがこれにあたる。

 このケースでは腰痛症を発症する初期段階で、すでに腰に痛みに近い「違和感」を覚えているケースが大半である。

 この違和感とは、「つっぱり感」「可動域の低下」「柔軟性の低下」などの症状を指す。

 これらは、腰部に何らかの炎症を発症しているが、まだ痛みとまでは言えない段階。もしくは耐えられる範囲の痛みである場合が多い。

 この段階で選手が指導者やコーチに症状を訴えてくるケースは少ない為、マッサージなどをして張りを確認するなどしない限りなかなか発見が出来ないという難点がある。

 炎症を発症し始めている患部では無意識に炎症部分をかばおうとする働きが作用するため、結果的に腰部の可動範囲に制限が加わりつっぱり感を得るという仕組みである。

 腰痛を発症する多くのケースにこのオーバーユース系の要素が絡んでいる。

 オーバーユース系の障害は、実践しているアスリート本人が状態を把握することが難しいこともあり、プロの世界においても発症の完全な予防は難しい。

 そもそもスポーツにおけるトレーニングでは漸進性過負荷の原理に基づいてトレーニングを進行していくこともあり、大きな負荷をかけ続けることもアスリートの成長に欠かせない要素となっている。

 腰部のトレーニングにおける基本となるデットリフト・ハイクリーンなども腰痛の予防対策は行うが、ある程度の覚悟を持って取り組む必要性がある点も見逃せないポイントである。

◆長期的な負担の継続が要因となって突発的なコンタクトなどで腰痛を招くケース

 腰痛症のもうひとつの発症原因として考えられるのは、突発的な腰痛の発症である。

 最も広く認知されている突発的な腰痛はおそらく「ぎっくり腰」と呼ばれる障害である。

 ぎっくり腰は、強烈な痛みを伴う腰の炎症障害で、重たいものを運ぶなど、「自分の能力以上の運動」を強いられた際に発症する。

 最後に考えられる要因は、2つの要因が合わさったケースである。

 これはハードトレーニングを行っているアスリートに多くみられる腰痛障害の発症ケースで、ジャンプの着地の際や、激しいコンタクトを受けた際に突発的に発症する。

 普段なら耐えられる動作でもあっても、疲労が蓄積しているケースなどでは突然組織が崩壊し腰痛を発症することになる。

 突発的な障害に思えるが、長期的な負担の継続が要因となって、突発的なコンタクトなどで腰痛を招くケースが3つ目のケ―スとなる。

◆腰(腰痛)のテーピングの手順一覧表

 腰痛症のテーピングの巻き型の手順を以下にまとめておく。

 腰に施術されるテーピングには、一般的なテーピング。

 そして筋肉に沿って貼りダメージを受けている筋肉や関節の補助的な役割をするキネシオテーピング。

 更に、自然治癒力を最大限に高めるとされているスパイラルテープと主に3つのテーピング施術法が存在する。

 ここでは主流となるホワイトテープを使用した腰部のテーピングの手順について以下にまとめる。

腰(腰痛)のテーピングの巻き方・手順
@アンカー
両脇腹の側面に50mmテープを20cm程貼る。
Aサポートテープ
右側面のアンカー中部から左側面のアンカー下部に向けてサポートテープを貼る。逆も同様に行い、腰中央部でテープをクロスさせる。
Bクロステープ
クロスしたテープから2.5mm上に同様のサポートテープを繰り返し重ねて貼っていく。一端がアンカー上部に達するまで継続。
Cアンカー
再度アンカーテープを貼りサポートテープの両端のばらつきを止める。
Dサポートテープ
両脇のアンカー下部からアンカー下部へ水平にテープを貼る。
Eサポートテープ
水平のテープから2.5mm上に同様のサポートテープを繰り返し重ねて貼っていく。アンカー上部に達するまで継続。
Fアンカー
水平に貼ったサポートテープの両端のばらつきをアンカーで止める。

 以上が腰(腰痛)のテーピング手順の流れである。

 テーピングを終えたら弾性包帯、もしくはサポーターを腹部に巻きつけ処置は終了である。

◆腰の障害を発症しやすいスポーツ競技一覧

 腰痛を発症しやすいスポーツ競技についてここでは確認しておこう。

 腰の障害を特に発症しやすい競技は以下のようなスポーツ競技が代表にあげられる。

腰の障害を発症しやすいスポーツ競技一覧
@ラグビー・アメリカンフットボール
A相撲
B柔道
Cサッカー
Dゴルフ
Eバスケットボール
Fスキー(アルペン・モーグル)

 中でも注視したい特徴・及び傾向としては激しいコンタクト系スポーツがまず多い点だろうか?

 また、前傾姿勢を強いられる競技や、腰部の回旋が継続されるゴルフなども腰痛を発症しやすい点を把握しおきたい。