sportsnabi-開帳足のテーピング・巻き方

開張足のテーピング講座。テーピング方法・巻き方の手順のまとめ。

◆開帳足のテーピング・巻き方【目次】

◆開張足は偏平足や外反母趾の方に多く発症する傾向がある

【開帳足とは?】

 開帳足とはいったいどのような障害なのだろうか?

 この開帳足とは、足の指の骨をつなぐ靱帯組織が緩んでしまうことによって発症する足の指の障害である。

 基本的に偏平足や外反母趾の方に多く発症する傾向にあり、外反母趾が進展した段階で、この障害を発症するケースが多いことも確認されている。

 こんにゃく足と呼ばれるのもこの開帳足の状態を指しているが、こんにゃく足は足が本来の巾を超えて広くなってしまった状態で甲部分をふれると、ぷにゃぷにゃとしたこんにゃく状に近い状態になるという、この障害の独特の症状からも名付けられている。

 発症要因としては様々な要因が考えられえいるが、一番の要因は筋力の低下現象が要因として考えられている。

 運動不足などによって足の筋力が低下しているケース。

 また使いすぎによる疲労状態の蓄積によって筋肉がやせてしまうことによる筋力の低下現象のケースなどがある。

◆女性に圧倒的に多く発症する開張足

 開張足は筋力が徐々に低下し始める30代以降に症状に気づき始めるが、運動不足など筋力の低下が早期に進む場合は20代半ばなど若い年齢層でも症状を確認し始める傾向が確認されている。

 特に女性の場合は、開帳足を発症する確率が格段に高い。

 男性との比率で言えば9割以上が女性に発症する傾向にあり、男性は発症事例が少ない。

 この要因は、開帳足をもたらすとされる外反母趾の発症傾向にも由来する。

 外反母趾は、同様に女性に多く症状を発症する障害であり、その進展した障害が開帳足ということからも発症傾向の特徴が如実にあらわれるのもうなずける。

 尚、運動不足の要員としてもこの外反母趾が大きく関与している。

 極度の外反母趾となった場合、足の形状の変形は極端に進み、足の指先の向きはあきらかに正常状態から逸脱した方向へ向いているケースが多い。

 また、症状の特徴でもある親指横につきだしてしまった骨部分は、靴をはくだけでも痛みを伴うようになり、無意識下で歩行に制限を加えるようになってくる。

 一般的には10代で初期症状を確認するケースが多い障害だが、この段階では、大きな骨の変形はまだ見られず、痛みもそれほど強くない為、多くのケースで見過ごしてしまう。

 しかし、20代半ばを過ぎてくると、骨の変形は少しずつ進み、あきらかに我慢しがたい痛みを発症するようになってくるケースが多い。

 更に30代になると、骨の変形がより一層進展し、開帳足などの障害へと進展していくことになる。

 このような関与性もあり、開帳足は30代以降になって発症するケースが極端に高くなるのである。

 尚、治療に関してはインソールなどを使用した装具療法、矯正治療などの保存療法が主体であるが、最終的に手術療法を行うことになるケースもある。

◆開帳足のテーピング手順一覧表

 開帳足のテーピングの巻き型の手順を以下にまとめておく。

 開帳足のテーピングを行う際の最大のポイントは、緩んでしまった靭帯組織の働きを復調させるために足裏の横アーチの形成を補助することである。

 指関節の靭帯組織が伸びた状態を放置して置くと、足裏の偏平足症状が強くなり、疲労が蓄積しやすく拇指球近辺にぶよぶよとした張りのない足裏形状が慢性化する要因ともなるため注意が必要である。

開帳足のテーピングの巻き方・手順
アンカー
足の甲側親指付け根、同じく小指付け根からそれぞれ足首(脛前面)に向けてアンカーテープを縦に2本貼る。
テンションテープ①
足の甲親指側のアンカーから足裏を横断し小指側アンカーまでテンションを加えながら貼る。この時足裏にはシワが出来るように丸めた状態を保持する。
伸ばし
足裏面のテーピング上部を各足指の付け根に向けて引き伸ばすように引っ張り今度は密着してテンションテープを貼りつけていく。
テンションテープ②
②のテープより踵よりで平行に足の甲親指側のアンカーから足裏土踏まずを横断し小指側アンカーまでテンションを加えながら貼る。
アンカー
アンカーテープの上に集結しているテープの端の上から①のアンカーテープを覆うように再度固定用のアンカーを貼る。

 以上が開帳足の靭帯組織の緩みを抑制する効果を持つテーピング手順の流れである。

 使用するテーピングは伸縮性のあるエラスティック系のテーピングを使用しテーピング後は患部が出来る限り蒸れないように通気性の高い素材の靴下やストッキングを利用し、自宅であれば裸足で過ごすことが望ましい。

◆こんにゃく足の治し方・自分でできる改善法

 こんにゃく足とも呼ばれる開張足の治し方は、基本的に手術を用いない保存療法による治療を行なうことが原則である。

 症状を改善するには長期的な視点でまず下肢全般の筋力アップを図ること。

 そして毎日のストレッチングが有効となる。

 下肢のトレーニングとしては、激しい運動を行なうよりも長期的に継続が可能となるウォーキングや水中歩行などからスタートすることが重要である。

 こんにゃく足は、ある日突然発症する障害ではなく長い年月をかけて症状を発症する障害であるため、短期的な治療でいきなり症状が改善されるような事はない。

 病院では運動と食事などの基本的な生活習慣の改善指導を受けるケースもあるため、足の障害といっても私生活を少しずつ改善していく意識を持つことが重要であると考えても良いだろう。

 尚、テレビを見ながら簡単に行える足のトレーニングとしてはタオルギャザーと呼ばれるトレーニング方法があるので覚えておくと良い。

 やり方は簡単でタオルの端に辞書などの錘を乗せ、逆の端を足の指でつかみ自分の方向へ少しずつ引きつけていくだけである。

 タオルがあれば直ぐに実行可能なメニューであり、足指まわりの筋肉組織に効果的に刺激を与える事も可能となるため、継続可能なリハビリメニューとして覚えておくと良いだろう。