sportsnabi-親指のテーピング・巻き方

親指のテーピング講座。テーピング方法・巻き方の手順のまとめ。

◆親指のテーピング・巻き方【目次】

◆親指の靱帯損傷で最も多いのは指の付け根部分の靱帯損傷

 親指の骨折、もしくは靱帯損傷はスポーツアスリートであれば一度は経験した事がある障害のひとつと言えるだろう。

 親指は他の指と比べると短いことに気づく。

 そして、さらに親指は他の指と比べると関節がひとつ少ないことにも気づくかもしれない。

 尚、親指の靱帯損傷で最も多いのは、指の付け根部分の靱帯損傷である。

 指の靱帯損傷は総称して「突き指」と呼ばれるが、親指以外の4本の指に関しては、付け根の損傷ではなく第一関節、第二関節の突き指が9割以上を占める。

 しかし、親指に関しては全く逆であり、親指の靱帯損傷の9割型は付け根部分に発症するのである。

 これらの要因は親指の関節数の関係、そして親指だけ向きが違うように親指を構成する関節にも密接に関与していることを把握する必要がある。

◆親指のテーピング手順一覧表

 親指のテーピングの巻き型の手順を以下にまとめておく。

 親指のテーピングを行う際の最大のポイントは、親指を軽く曲げた状態からテーピングを施す点である。

 尚、ここで紹介する巻き方は親指の伸展動作を抑制するテーピングである。

 使用するテープは伸縮性の少ないホワイトテープを使用する。

 テーピングの手順について以下にまとめる。

親指のテーピングの巻き方・手順
アンカー
手のひら側の親指第二関節から小指側の手首の付け根に向かってアンカーを貼る。
クロステープ①
親指のアンカー下部から小指側の手首の付け根上部に向かってクロステープを貼る。この時、親指の付け根の上をテープが通過するように注意する。
クロステープ②
続いて小指のアンカー下部から親指側のアンカー上部に向かって②のテープとクロスするようにクロステープを貼る。
サポートテープ
最後にテープの先端中央に縦に切れ目を入れたテープを準備し、先端の切れ目で親指を両端から巻き、もう一方のテープの端をアンカーに添って小指側へ貼り、そのまま手首を一周し止める。

 以上が親指の痛みを緩和させる効果を持つテーピング手順の流れである。

 親指の突き指などは親指の付け根にある根本部分の関節が損傷するケースが多いため、しっかりと親指の付け根下の肉厚な部分にテープを貼ることが重要である。

◆軽視出来ない親指付け根の痛み

 親指は他の指と比較すると太くて短い指であり、他の指と比較すると簡単に突き指などをする指ではない。

 しかし強い外力が加わり一度靭帯損傷を発症すると、完治までにとても時間のかかるケースが多いこともひとつの特徴である。

 強い衝撃の例ではボールのキャッチ動作、地面への着地時の突き指、またスキーなどでは転倒の際にストックに巻き込まれ親指を強く損傷するケースが見られる。

 親指の痛みが完全に無くなるまで半年程度の期間がかかるケースもあるため、早期治療開始が重要となる点を把握しておくべきである。