sportsnabi-野球肘のテーピング・巻き方

野球肘のテーピング講座。テーピング方法・巻き方の手順のまとめ。

◆野球肘のテーピング・巻き方【目次】

◆投球動作の際に肘関節を何度も繰り返し使用することから炎症を発症する

 野球肘は野球をしている子どもの肘の障害の総称のことである。

 野球では投球動作の際に肘関節を何度も繰り返し使用することから炎症を発症することがある。

 このように、繰り返し同一部位へ負担が継続的に加わることによって発症する肘の障害が野球肘である。

 俗に言われる「使いすぎ症候群」と呼ばれるのもこのような発症要因による。

 最も投球動作を強いられるポジションは言うまでもなくピッチャーである。

 リトルリーグなどでは投球制限数や投球インターバル日数が規定されているのも、このような使いすぎ症候群にあたる障害を予防することが目的にある。

 尚、同様の障害に野球肩と呼ばれる関節障害があるが、これも疲労の蓄積による障害の一つであり、オーバーユース系の障害である。

◆野球肘のテーピング手順一覧表

 野球肘のテーピングの巻き型の手順を以下にまとめておく。

 野球肘のテーピングを行う際の最大のポイントは、肘の内旋動作に軽い制限を加え肘の内側の痛みの軽減を図る点である。

 特にリハビリ段階では全開で投球をさせない目的においてもテーピングが有効となる。

 尚、伸縮性の少ないホワイトテープではなく可能な限り伸縮性が高く密着性の強いエラスティック系のテーピングを使用したテーピングの手順について以下にまとめる。

テニス肘のテーピングの巻き方・手順
アンカー①
手の甲に50mmテープを親指と小指をつなぐように10cm程貼る。
アンカー②
前腕中央部手の甲側に50mmテープを5cm程貼る。
クロステープ
アンカー①の両端からアンカー②の両端に向けてサポートテープをクロスして貼る。
サポートテープ
アンカー①からアンカー②へ向けてまっすぐにサポートテープを繰り返し重ねて貼っていく。一端がアンカー上部に達するまで継続。
アンカー
再度アンカーテープを貼りサポートテープの両端のばらつきを止める。
サポートテープ
両脇のアンカー下部からアンカー下部へ水平にテープを貼る。
サポートテープ
水平のテープから2.5mm上に同様のサポートテープを繰り返し重ねて貼っていく。アンカー上部に達するまで継続。
アンカー
水平に貼ったサポートテープの両端のばらつきをアンカーで止める。

 以上が野球肘の痛みを緩和させる効果を持つテーピング手順の流れである。

 使用するテーピングは伸縮性のあるエラスティック系のテーピングを使用する。

◆肘の痛みとどのように付き合っていくか

 プロ野球のニュースなどを見ていると肘の手術により長期離脱するというニュースを多く見かけるはずである。

 野球選手に多い手術としては半月板損傷などの膝の手術と肘の手術が大半であり、これは投手に限る話ではない。

 これだけ多くのアスリートが肘の痛みと戦っている事を考慮すると、長期的に野球を行う予定の方は肘の痛みとどのように付き合っていくかについても学習していくべきであると言えるだろう。

 野球肘の治療は原則、安静であることは言うまでもないが痛みの兆候を見逃さず早い段階でアイシングなどを行いながら回復に努めていく姿勢が重要である。